2026年5月4日
ROCK IN JAPAN 2026 — 9月の蘇我、5日間に再設計された動員王
2026年9月、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026が千葉市・蘇我スポーツ公園で開催される。会期は9月12日・13日と19日・20日・21日、2週末をまたいだ計5日間。これまで夏フェスとして定着してきたロッキンが、9月開催という新しい時間帯に踏み出した年として記録されることになる。動員規模・出演者数ともに国内最大級の邦ロックフェスの今を整理しておきたい。
ひたちなかから蘇我へ、移転が定着するまで
国営ひたちなか海浜公園で長年開催されてきたロッキンが、千葉・蘇我に拠点を移したのは2022年。ひたちなかにはロックモニュメントが今も残っており、訪問する人が後を絶たない。
蘇我の会場は都心からのアクセスが格段に良くなった。京葉線一本で東京駅から行ける利便性は、参戦のハードルを大きく下げた。海浜公園の自然と引き換えに、都市型フェスとしての色を強めたのが今のロッキンだと言える。
9月開催・5日間という新しい設計
2026年のロッキンは8月から9月へとずれた。9月12日・13日の週末と、19日・20日・21日の3連休。2週末をまたぐ5日開催という設計は、参戦者にとって「どちらの週末で行くか」「3連休に通しで入るか」を選べる柔軟性を生む。
9月開催で生まれる変化のひとつが気候だ。8月のピーク時より気温は落ち着き、湿度も和らぐ傾向にある。とはいえ千葉の9月は残暑が残ることも多いので、油断せずに装備を組みたい。出演者数は数百組規模に達し、若手バンドから大御所まで、邦ロックの現在地をほぼ網羅する顔ぶれは健在だ。
「食べ放題」と語られる運営の手厚さ
蘇我移転後のロッキンでよく語られるのが、運営の補給体制の手厚さだ。ある参戦者は3年前の現地について「コーラ飲み放題」と書いている。年や日によって内容は異なるが、夏フェスの過酷さに対する運営側の本気度がうかがえる。
9月の千葉は、夏ほどではないにせよ昼間の日差しと湿気が観客の体力を奪う。水分と糖分の補給を会場が担保してくれることの安心感は、初参戦者ほど大きく感じるはずだ。
邦ロックの現在地を、秋の入口で確認する場所
ロッキンに出ることが、若手バンドにとってある種の通過儀礼になって久しい。SNSで火がついた新人が翌年のラインナップに名を連ねる流れも、もはや恒例になった。出演アーティスト発表とチケット販売は5月中旬スタートが予告されている。
2026年9月、蘇我でまた日本のロックの現在地が確認される。5日間のうちの1日でも参戦したら、現場の感想をぜひJ-ROCK FES GUIDEまで届けてほしい。